■夢をこの手につかむまで 総括1
OQTを追い続けたこの1週間は、壮絶だった。
心をどこに置けばいいのか、迷いながらの1週間。
今もその余韻は心にも身体にも残っている。
(体重1Kg以上も減ったw)
何が起こるか分からないとは思っていたけれど、こんなにも自分の心に爪痕を残すとは思わなかった。
ワールドカップでの全日本男子の活躍を見てから、この時間をあまりにも待ち続けた
彼らがOQTで活躍して、オリンピックに向かう姿を勝手に想像してた。
彼らにとって苦しかったと思うのは自分の「夢」がいつの間にか、多くの人のそれになっていたことなのかもしれない。
結果、思いは成就しなかった。
最後に、バレー観戦を通じて感じたことを、いくつか。
私のように初観戦だった人も多かったんじゃないかな、と思う。
試合の感じ方っていくつかの側面があるのだと思う。
勝って嬉しいもあれば、いい試合だったから(負けでも)よかったとか、目の前で見たものがすごかったという感想をもつとか。
その競技を始めて生で見るとこの3つ目の感想が間違いなくやってくる。
勝ち負けに関係なく、ライブの臨場感、音や、空気、そして立体感というか質感がTV観戦とはまるで違う。
その凄さにたいてい圧倒されることから始まる。
(これは本当に初期にしか味わえない感覚だと思う。もう、フィギュアを現地でみても私にはこういう感情は湧かない。逆に、TVで見る薄っぺらさが耐えられなくなるw)
だから、試合の結果や、その時のチーム状態とは別に、目の前で起こっていることに感動するということがある。
私にとっては最初のベネゼエラ戦の試合はまさにそんな感じだった。
冷静に分析なんかできないよ。
会場のショー的な空気に圧倒され、ふりを覚えるのが苦手な私が、ジャニーズの歌に振り回され(大人は覚えが悪いんですw)、カメラを持っていくも、どこで活用していいか分からず、目の前のことしか見えないようなそんな感じだった。
コートは思ったよりも小さいなとか、あんなスピードのボール当たったら痛いよとか、そんなことを思いながら。
初生観戦の洗礼を浴びまくっているうちに試合が終わっていた感じ。
あと、不思議なことが一つ。
会場で見たとき、このチームに何か違和感を感じてて。
あのワールドカップの時と、違うな、って。
でも、帰ってきてテレビで見ると、何だ、変わんないな、と思えたり。
後で気づいたのは自分が意識して情報を仕入れているかにかかわらず、会場に行くとテレビが切り取らないものが見えてるのかもしれないな、と。
だから、テレビを見て感じないことも、会場に行くと、感じるのかな、と。
これはどの試合をみても同じだった。
会場で感じたことは、テレビを見ても同じような感想にならなかった。
そこはまだ、何か不思議に包まれた感覚のままです。
あとは相手のあるゲームは多かれすくなかれ、自分たちのやりたいことをやると言うよりは、相手のいいところを消すという作戦が必要なのかな、と感じたりもしました。
これからもっと見続けたら、そこはわかるようになるかもしれないけどね。
今回は4試合を見に行って、1回だけコートエンドで試合を見たんだけど、これが一番、面白かった。
縦に試合を見るので、わかりにくいところもあるんだけども、セッターの動きとか、動きのある攻撃とかで、人の動きが目に入りやすくて、面白かったです。
どの場所で見るかによっても感じ方が違うんだなを経験できてよかった。
つづく。