■夢の余韻 新しい足音 ~WL観戦 その1~
私のWLは水曜日の飛行機同乗事件から始まりまして
ようやく帰りの飛行機に乗って、終わろうとしてます。
もともとアイスショー観戦の予定が、アイスショー+ワールドリーグという恐ろしく贅沢な観戦ツアーになりました。
もう、体力勝負以外の何物でもない。
仕事をして、好きなことを思う存分に楽しむための基本的な条件は基礎体力のようです。
一戦目のフィンランド戦はちょうどアイスショーの時間帯。
休憩時間に結果が気になってTLを追いかけつつ、柳田くんの活躍を知る。
今回は石川くんが怪我でないことは分かってたけど、柳田くんの怪我の様子も気になっていたから、サーブが走っていると聞いて、少し、ほっとする。
もちろん、全快というわけではないだろうけれど、プレーができる状態なんだな、と。
ショーが終わって、観戦仲間と飲んで、ホテルに戻ったのが1時過ぎ。
そこからアーカイブを見始めてしまう意志力の弱い私。
1セット目の柳田くんのサーブ。
もう、痺れたわよ。なに、どうしちゃったの。
覚醒したの?的な。
明らかにOQTの時とは彼の動きは違う。
心の持ちようがどんなふうに変わったのだろう、とふと。
目つき、顔つきが変わった気がして。
真実は本人しか分からないけれど、2020年に向けた決意のようなものが見え隠れする、柳田くんの男っぷりとマッチポイントを取った時の笑顔を見て、目頭がちょっと熱くなった。
勝つことはアスリートにとって、ひとつの浄化なのかな、とその様子を見てて感じていた。
相手の力量にかかわらず、勝って試合を終わることで、次に向かうエネルギーを作りやすいのかもしれない、と。
あんな苦しい敗戦のあとだから。
そう、OQTから2週間ちょっと。
次に向けて気持ちを切り替えて、戦うことは簡単じゃなかったはず。
こんな風に向かう試合の予定ではなかったはず。
それでも彼は前を向いて、自分が何をすべきかを考えて、コートに立っているんだろうな、と思えたから。
ただ、正直、私にはこの試合の位置づけ的なものが分からなくて。
勝たなきゃいけない試合なのか、2020年に向けて新しいチームを作っていくための試合なのか。
監督の意図は相変わらず、ぼんやりしか見えなかった。
せっかく1セット目で若い人たちを使ってみたのに、途中でベテランに変えたのは勝つためだろうから、「勝つ」ことは意識してるんだろうな、とは思ったけれど。
監督が続投するのか、新しい誰かに変わるのか、私には分からない。
でも、せめて「プリンシプル」を見せて欲しい。
このチームがどこへ向かうのか、どんな戦略で次の決戦のために備えていくのか。
そんなこんなで3時過ぎまでパソコンを食い入るように見てしまい、途中で何度も、寝落ちしては、リプレイを繰り返すのは、通常の私のパターン。
つづく