Fly High!! ~ 彼らのStory ~

バレーボール男子応援ブログ

◼︎そこにあるドラマ 〜感動と、興奮と、ほんの少しの涙〜 その2

Bコートの一試合目は早稲田と日体大

この間のアジアカップのセッターだった早稲田の山口くんと、日体大の高梨くんがコートを挟んで戦う構図。
高梨くんは近くで見るととても顔が小さくて、一体、何頭身なの?というスタイルのよさ。
そんなに一見、がっしりして見えないのは顔の小ささのせいみたい。
でもパワーがあるんだな、と思ったのはスパイクの威力というか、音がやっぱり違ってて。
映像でみるのとは段違いのそのパワーに圧倒される。
ということで、しばらく、気持ちは日体大応援だったのですが、途中で、早稲田の喜入くんが出てきてから私の気持ちは完全にシフト。

石川くんのプレーを追いかけている過程で春高の試合もたくさん見てて、その中で大塚高校との試合をみて、彼を見つけました。
背はあまり高くないんだけれど、すっごく気持ちよさそうに跳ぶ姿がかっこよくて、とっても印象的で。
また、彼がコートで作り出す雰囲気が好きで。

この秋季リーグでは彼のプレーが見れなくて残念だな、と思っていたので。
まさかここで目の前で見れることに、興奮気味。

お友達も私の見事な気持ちのシフトっぷりに驚いていたくらい。
もう、全力で、早稲田応援しましたよw。

ちょうど座った席が応援団の近くだったので、早稲田の統制された応援っぷりに感心しつつ。
いつの間にか私もその空気に混じって、応援。

試合はフルセットにもつれる息もつかせぬ展開。
早稲田に勝って欲しいな、と思ってたけど、後半に体力の落ちない感じのする日体大が最後はパワーで押し切った感じ。
フルセットって、バレーの上手さだけじゃなくて、体力との戦いでもあるのかしら、とふと。
見てる方はたくさんプレーが見れて楽しいのだけど、やってる方は大変だよね。

あと、この日、なんかとっても不思議なことに気づきました。

今まで試合って、どっちが点を取った?ってことを中心に見るのが普通だったんだけども、気づくとプレーに夢中で、あれ、いまどっちが勝ってるの?みたいな瞬間があるのです。
人の動きとか、トスの行方、ひとつひとつのプレーをじっくり見てると、なんか、点数なんてどうでもよくなってて(いや、よくないんだけど、本当はw)。

そのことに驚いたり、不思議に思ったり。
なんだか、不思議なスポーツだな、と。

そんないい試合を1試合目から見て、テンションのあがっているところへ、今日の自分的、メインイベントの中央大学のみなさんがコートに入ってきた時、自分の目はどんだけキラキラしてたんだろうね。
その瞬間の自分の顔は怖くて見たくありませんw。

しかも対人練習が始まってすぐ、アクシデントが。
石川くんが取り逃がしたボールがスタンドの私たちのいた近くに入ってきて、本人が、振り返って取りに来たわけですよ。
ボールを待って、こっちを向いた表情は、満面の笑顔でした。
きっとね、いわゆるシャッターチャンスだったと思うんですよね。
でも、もう、あまりにも突然の出来事で、その笑顔があまりに爽やかすぎて、ぼんやりそれを見守るしかできませんでした。
できるなら脳内で再度、再生したいの素敵な笑顔でした。

ああ、若かったら、違う気持ちになっている、絶対と、思ったけど。
(おばさんでよかったよ。こんな男に惚れたら、いろいろ大変そうw。)

練習を見てても、身体も整ってる感じだったし、周りの楽しそうにしながらやってるのをみて、本当にプレーするのが好きなんだろうな、と見てるこっちまで幸せになってしまいました。

そして、試合が始まるとそのえげつないプレーに違う意味で圧倒されるのでした。



つづく。