■こんなところで「マジカル・モーメント」 その1 ~あれ、どこかで聞いたフレーズw~
まだ、あの興奮が続いています。
ふわふわ浮いた感じで現実感がありません。
そのくらいの衝撃でした、彼の姿は。
27日(土)はNY帰りで時差ぼけのなか、中大の記念試合を見に、先週末はサントリーサンバーズの試合を見に行く計画で、バレーボール三昧の週末。
WLの現地観戦から約2ヶ月、ずっと不足気味だった何かを解消するべく立てた計画。
でも、シーズン前だったし、のんびりとバレーボールを楽しみたいな、というのと、新しく購入した望遠レンズでの写真撮影を楽しもうぐらいの軽い気持ちと、大阪でおいしいものでも食べるか、という気持ちも半分。
なのに、あんな覚醒した柳田さんが見れるなんて。
もう、試合が終わっても、熱気が冷めなくて、どうしていいか分からないくらいでした。
目の前で起こっていることが現実だとなかなか認識できないくらいの衝撃。
本当に幸せな時間でした。
金曜の夜遅くに現地に着き、土曜日、朝から暑い中、行列に並んで会場入り。
がんばって、朝、並んだのはフィギュアのジュニア全日本以来でした。
この日は前半に出てくるのは、ほとんどしらないチームや選手たち。
どんな選手がいるのかな?とワクワク感いっぱいでのんびり観戦。
じっくり見ていこうと思ったのが、まずは大塚高校。
バレーボールが強い高校だということは、春高の星城との決勝戦を見て知ってたので。
会場で選手を見ると、やっぱり高校生、大学生、そしてVの選手たちはカテゴリごとに体つきが違うし、スパイクやサーブの威力(音を聞いてると、その違いに驚きます)の違いを肌で感じてました。
そんな中でも、高校生や大学生が格上のチームにそれ以外の何かで挑む姿はとてもワクワクするし、おーっと思わせるプレーに出くわして、幸せな気分になったりもするんです。
お目当で最初に登場してきたのはパナの関田くん。
OQTの後半から、関田くんが気になり始めた私。
セッターというポジションにものすごく興味を持つようになったから。
(自分がカーリングをやっていて、戦略とか、戦術とか、人を使うことに興味が強かったからかもしれません)
まだ、私には分からない事だらけだけど、彼の上げるトスがとても気になってて。
もちろん、一見、目立つのはアタッカーだったりするんだけど、彼らを生かすも、殺すも、セッターにがかかってるという事は私にもだいぶ分かってきたような気がしてきています。
特に動画でこの日にやっていた中大の秋季リーグの一戦目を見ても、あのチームに関田くんがいないと(彼だけじゃないけど)、こんな風に変わっちゃうんだを実感してたりもしたので。
パナは清水さん、永野さん、深津さんという代表メンバーを外しての若手中心の布陣。
いろいろと試そうとしてるんだろうな、という印象。
このメンバーではチームとしてはこなれてないな、という空気が伝わってきます。
ボールのインアウトのジャッジがうまくいってなかったり、コンビがあってなかったりで、しっくりきてないな、と。
こういう大会で普段、試合に出れないメンバーも試したりしてるんだろうな、というのも感じたので、そういう見方をすればいいのか、なんて、途中で納得したりしつつ。
やっぱり、スポーツは生観戦が最高。
コートの中で発せられる熱量とか、その想いがこもった声とか、ボールの音とかが3次元立体的に伝わってくるから、自分の感情の振れ幅も大きくて、ちょっと疲れちゃったりもするんだけど、驚きと、感動と、心地よい疲労感が癖になったりするんでよね。
知っちゃうと、後戻りできない感じ。
つづく。